バスは、私たちの日常生活に欠かせない交通手段のひとつ。
しかし、初めてバスを利用する際には、何をどうすればいいのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、バスの基本的な乗り方から少し進んだ利用テクニックまで、わかりやすく解説していきます。
住んでいる地域や場所によって、毎日のように使っている人もいれば全然利用しない人もいるバス。
後者のようなバス初心者であっても、安心してバスに乗れるお手伝いができれば幸いです。
バスの種類をおさえよう
まずは、バスの種類にはどのようなものがあるかをおさえておきましょう。
ざっくり分けると、以下の3種類があります。
- 長距離バス(高速バス):たとえば東京〜大阪間など、長距離を長時間走るバス。停車するバス停は少なく、予約が必要な場合も多い
- 路線バス:各地域の自治体や企業が運営している一般的なバス。全国に合計で25万以上の路線バス停がある
- 専用バス:観光バス、スクールバス、送迎バスなど特定の目的をもったバス
当記事では、このうち乗る機会が最も多いと思われる「路線バス」について解説していきます。
バス停の見つけ方
バス停には一般に以下のような目印が設置されており、ここでバス停名や時刻、停車するバスの行き先などが確認できます。
バス停の場所を調べるには多くの方法があります。
一部のバス会社はGoogleマップに対応しているので、路線検索をすれば自動的にバスでのルートが表示されるはず。
Googleマップに非対応の場合は、地域のバス会社のWebページや「NAVITIME」などの検索サイトを利用する手も。
もちろん、当サイト「バス停ナビ」にも全国のバス停の場所を掲載しているので、ぜひご利用ください。
ほとんどのバス停は道路の両端に対になって存在しています。
日本の道路が左側通行であることを考慮し、行き先に応じてどちらで待つべきかを判断するといいでしょう。
路線バスの乗車口は、バス会社によって前後の2種類ある
路線バスの乗車口は、ややこしいことにバス会社によって「前」と「後ろ」の2パターンあります。
九州出身の私は後ろから乗って前から降りるのが当たり前だと思っていたんですが、東京のバスはまったくの逆「前から乗って後ろから降りる」だと知って驚きました……!
路線バスを利用する場合には、その地域のバスが前乗りなのか後ろ乗りなのか、事前に調べておくことをおすすめします。
降りたいバス停がきたら降車ボタンを押す
おそらくすべての路線バスには、降車ボタン(ブザー)が設置されています。
バス前方の表示板を随時確認し、次が降りたいバス停になったらこの降車ボタンを押して運転手さんに知らせましょう。
電車や地下鉄と違い、路線バスは乗り降りする人がいない場合そのバス停を素通りしてしまいます。
特に旅行先など慣れない土地では、降りるバス停を逃さないように注意するのが大事。
路線バスの乗車料金支払い
路線バスの乗車料金支払い方法は、前払いと後払いの2パターンがあります。
たとえば首都圏の路線バスは均一料金になっている場合が多く、前から乗ってすぐに料金を払う前払い方式がほとんど。
それに対して、多くの他地域のバスは後ろから乗って整理券などを取り、降りる場所に応じた料金を降りるときに払う後払い方式が多数派。
旅行や出張先などのバス会社について、こちらも事前に調べておくと戸惑わずに済みそうです。
なお、都市部を中心とした多くのバスではSuica等の交通系電子マネーが使えることも多い。
その場合は小銭を用意する必要がなくなるので、バスの利用がグッと楽になりそうです。
バス初心者がはじめて路線バスに乗るとき、何を調べればいい?まとめ
以上より、バス初心者がはじめて路線バスに乗るときに調べるべきことをまとめます。
- 乗り降りするバス停の場所と名前
- 前から乗るべきか、後ろから乗るべきか
- 前払いか、後払いか。料金はいくらか
これだけ押さえておけば、戸惑うことなくバスを利用できるはず。
路線バス完全ガイド まとめ
このガイドを参考に、バスの乗り方について一歩踏み出す人が増えれば嬉しいです。
電車よりもはるかに多くの地域を網羅し、使いこなすことで海沿いから山奥まで多くの場所にアクセスできる便利な路線バス。
快適なバスライフを楽しむために、今回の記事をぜひ活用してください!